■ ID | 515 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | ボーリングコア解析による関東平野中央部における中期更新世以降の古地理復元 |
■ 著者 | 松島紘子
東京大学 須貝俊彦 東京大学 八戸昭一 埼玉県環境科学国際センター 水野清秀 (独)産業技術総合研究所 杉山雄一 (独)産業技術総合研究所 |
■ 出版元 | |
■ 出版年 | 2005 |
■ 誌名・巻・号・年 | 地球惑星科学関連学会2005年合同大会、平成17年5月25日 |
■ 抄録・要旨 | 関東平野内陸部の層序は、地層が沖積層下に埋没しているため不明な点が多い。そこで、旧吹上町(GS-FK-1)と行田市(SA-GD-1)において掘削された2本のオールコアボーリングを用いて、氷河性海水準変動に準拠した中期更新世以降の標準地下層序を確立した。
その結果、GS-FK-1は礫層の基底をシーケンス境界とする5つのユニット(U1〜U5)に区分することができた。一部海成層を含む細粒層(S1〜S5)と礫層(G1〜G4)の繰り返しは、海進―海退サイクルによって形成され、各堆積ユニットは氷河性海水準変動に対応することが明らかになった。標準層序を基準として柱状図データを層序区分し、GISを用いて海成・河成堆積物の特徴と空間分布を考察した結果、MIS9(S4)とMIS11(S5)の海成層は吹上〜行田〜羽生よりさらに北東へ続き、礫種は荒川・利根川上流の地質を反映していた。 |
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